副業するメリット・デメリット

メリット

まずは介護職以外の経験が積めることです。これは選ぶ職種にもよりますが、介護の仕事だけでは得られない経験やスキルが積めるので、自分のキャリアに良い影響を与えることができますよ。もしかしたら「介護の仕事には関係ないのでは？」と思うスキルもあるかもしれませんが、何らかの形で役立つこともあります。また、副業を通じて視野を広げることもできるので、新たな可能性が見つかるかもしれません。それに、利用者の立場に立って仕事をすることができるようになるので、利用者の満足度も高まるでしょう。
また、副業をすれば労働時間が増えるので、当然収入もアップします。手っ取り早く収入を増やしたい方にとっては大きなメリットでしょう。生活費の足しにしたり、娯楽に使ったり、資産運用に回したり、と自由に使うことができ、生活が豊かになります。それに収入源が2つになるので不測の事態が起こってもすぐに対応できますよ。
副業を始めると人間関係も変わります。気の合う仲間がいて環境が良いと働くことが楽しくなるので、ストレスも感じません。ポジティブな気持ちで働けるのでリフレッシュにもつながり、良い気分転換になりますよ。
また、空いた時間も有効活用できます。例えば、「職場の事情でシフトが週3日ほどしかない」という場合も、副業することでムダなく時間を使うことができます。収入もアップするので、ただ部屋でダラダラしているよりも有意義な時間を過ごせますよ。

デメリット

介護職は入浴介助や排泄介助、移乗など力仕事が多く、体力の消耗が激しい仕事です。メインの仕事だけでも体力的な負担が大きいのに、副業を始めるとさらに体力的にきつくなってしまいます。すでにメインの仕事で体力的な不安を感じている方や、そもそも体力に自信がない方は同業種の副業をするのは難しいかもしれませんね。体力を消耗しない職種の方が良いでしょう。
副業を探す際は、体力や生活スタイルとのバランスが取れる仕事を選んでくださいね。副業をするとどうしても自由な時間が減ってしまうので、体力面だけでなく精神的にも負担が大きくなってしまいます。その状態を続けているとメインの仕事に支障をきたすようになってしまいますよ。せっかく収入が増えても休みがないからお金を使う時間がない、ということもあります。メインの仕事と副業を両立できるように配慮が必要です。無理なく働けるようにスケジュールを組み立ててくださいね。
余裕ができるとストレスや身体的負担を最小限に抑えることができます。ただし、どちらかの職場が合っていない場合は精神的な負担が大きくなる場合もあるので注意してくださいね。1つの仕事が終わっても別の仕事があるので気分が晴れず落ちこんでしまうことも……。